2008/05/03

藤の花が綺麗です




大学都市近くのモンスーリ公園を抜け、ル・コルビュジエの初期作品、画家のオザンファンのアトリエをめざしました。ル・コルビュジエとオザンファンは1920年に「新精神(エスプリ・ヌーヴォー)」という雑誌を創刊して、そこにシャルル・エドワール・ジャンヌレは盛んに建築論を書きます。このとき、本名とは違うル・コルビュジエが誕生したのでした。写真の白い建物は、そのオザンファンとの蜜月状態の時期に作られました。1920年代のル・コルビュジエは白の時代ともいわれ、いわゆる近代建築の五原則等を実践するわけです。ただ、オザンファンのアトリエをめざすこの道は、私道なのですが、両側に魅力的な一軒家が軒を連ね、アパルトマンだらけのパリに慣れた目にはとても新鮮です。ちょうど、藤の花がさいており、とても綺麗でした。

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