2008/05/14

川俣正制作中@カルチェ・ラタン



 前にこのブログで紹介した、川俣正さんの展覧会のオープニング(こちらではヴェルニサージュといいます。もともと、絵画が完成してニスを塗ることが語源です)が近づいてきました。おそらく、当日はたくさんの人がいて、長く話せないだろうし、制作中にも興味があり、夕方ギャラリーを覗いてみました。

 川俣さんの仕事ぶりは、一度決めたら、手際よく仕事が進み、残り一日しかないのですが、余裕のようでした。午後7時頃仕事を終え、川俣さんとスタッフとで、サン・ミッシェル広場近くのカフェで、ビールを飲みました。こちらに到着したばかりの頃は本当に寒かった(4月なのに雪まで降りました。)のに、ここ数日は27度ぐらいまで気温があがり、かなり暑くなりました。とはいえ、夕方になると過ごしやすく、ビールが気持ちよい季節になりました。

 川俣さんの展示については、ヴェルニサージュのことと一緒に書くことにして、コメントを書いてという記事に対するコメント=カルチェ・ラタンについて紹介してくださいというリクエストにこたえることにします。カルチェ・ラタンのカルチェとは地域とか地区、ラタンとはラテン語を意味しており、中世の大学における言葉=ラテン語を話す学生が集まる地域という意味になります。そこから、ソルボンヌ大学を中心とする周辺地域をカルチエ・ラタンと言われるようになったのです。

 今日、川俣さんとビールを飲んだサン・ミッシェル周辺には、ジベール・ジョーヌという本屋(新刊も古本も両方あつかっている)・文房具屋があり、多くの学生が集まります。サン・ミッシェルはセーヌ河にほど近いのですが、そこからソルボンヌ大学方面へ緩やかな坂を道=つまりは、ブルバール・サンミッシェルを登っていくと、リュクサンブール公園にたどり着きます。

 私が学生の頃には、このサン・ミッシェル周辺には、たくさんの安宿があったのですが、そういった宿は本当に少なくなりました。それでも、学生街独特の雰囲気は依然として残っていますので、散策するのが楽しい地域と言えるでしょう。今カルチェ・ラタンの写真がないので、近いうちに撮影して載せることにします。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

早速、ありがとうございます!
パリのガイドブック片手に想像しながら読んじゃいました。伝統的な学生街なんですね。
前回の旅行でパリを訪れた時は観光名所的な場所に行ったので、次はカルチェラタンの様な地元っ子が多い場所に行きたいと思います。