2008/06/20

ハイティンク指揮ロンドン交響楽団@サルプレイエル



帰宅する際 地下鉄にはジャパンエクスポのポスターが貼ってあった。デスノートの小畑健が来るらしい。さっと見た限り、エックスジャパンのコンサートの告知はなかった。

 改修されたサル・プレイエルは、音楽都市によって運営されているが、改修と同時に、天下のロンドン交響楽団もレジデンスオケの一つとなっている。その二年目のシーズンの最終プログラムは、ベルナルド・ハイティンク指揮によるリヒャルト・シュトラウス『英雄の生涯』をメインとするもので、そのオーケストラの機能を十二分に発揮したすばらしい演奏だった。


 プログラムは、前半に何故か?モーツァルトの25番交響曲と、シュトラウスの「ドン・ファン」、休憩はさんで『英雄の生涯』というものだった。映画「アマデウス」での使用でしられる25番を、このシュトラウスプロに据えた理由が今ひとつ理解できなかったが、ハイティンクは結構淡泊に振っていた。実は、生のハイティンクを聞くのは初めてで、以前シャンゼリゼ劇場での国立管のラヴェルプロの指揮がキャンセルとなり、イタリア人のガッティに変わってしまい、疎遠となってしまった。


 ドン・ファンはクラシックを聴き始めた最初の頃から好きな曲で、ジョージ・セルのうなり声入りで育った?私だが、その最初の一音に鳥肌たってしまった。まあ、それが持続するような曲ではないのだが、特にオーボエの美しい音色に魅入られるとともに、ホルンの上手すぎるほどの響きに圧倒された。休憩の際に、フォワイエに行くと、今日は銀行のソシエテ・ジェネラルの顧客招待日みたいのようで、奥が貸し切り状態で、シャンパンが振る舞われている。そういう企業文化のようなものが日本に欠如しているように思った。


 さて、メインの『英雄の生涯』であるが、実は一つだけ不満なところがあった。それは英雄の伴侶の動機を奏でる独奏ヴァイオリンで、女性的ではあるが、英雄と比較して線が細すぎる印象を受けた。それにしても、この曲はまさにオケの実力を問われるもので、名手揃いのロンドン交響楽団のすごさを実感した。終演後、たまたま席が隣になった日本人の方と意気投合して、ビールを一杯飲んでから帰宅した。

2 件のコメント:

takahashi さんのコメント...

高橋です。昨日は楽しいお話をありがとうございました。私も生のハイティンクは初めてでしたが、安定感のある指揮で大変素晴らしかったと思います。また会場でお会いしましょう。

shiihara さんのコメント...

高橋さん こちらこそどうもありがとうございます。今日は音楽祭でパリの町中が音楽であふれていますね・・・モンマルトルの窓からは、コーラスの声とフュージョンとが混じり合って聞こえてきます。