2008/07/02

チューリヒのクンストハウス






今日は朝から、チューリヒで一番メインの美術館クンストハウスへ行く。ここは、1985年初めてヨーロッパの地を踏み、初めて訪れた懐かしい美術館。ホドラーの強烈な印象が今も残っている。それから、23年の月日が流れ、現代美術のコーナーが拡充したような気がするが・・・そういえば今思い出したのだが、僕が訪問したときには、マリオ・メルツの大きな展覧会がやっていたはず、そのあと、再訪しているのかどうか記憶が危うい。チューリヒは飛行機の乗り継ぎで訪問することが多いが、今回のように五泊もするのは初めて、昨年も一泊しかしなかった(バーゼルからの移動日で市内観光はせず)ので、色々町を彷徨うと、なかなか面白い。話を戻し、クンストハウスでは、現在 Shifting Identitiesというスイス芸術の現在という特別展覧会が開催中で、これが、美術大学の修了展レベルの展示が多く閉口する。常設展示では、アルベルト・ジャコメッティの展示をじっくり見て、次に3階までエレベーターで上ると、13枚のムンクのコレクションをしっかり見た。19世紀末以降の近代絵画のコレクションが充実していて、モネやマティスは特に良品をそろえている。それから、ピカソ、ダリ、ブラック、レジェ、マグリッド、ピアビア、エルンスト、カンディスキー等々 コレクションが優れている。今日は、時間があると思い、結構じっくり見ていると、さすがに疲労した。美術館後、チューリヒの大規模な再開発地区であるチューリヒウェスト地区を見学、所謂産業遺産の保存活用モードなのだが、あまりに暑く、写真をそこそこ撮影し、ホテルに戻り 夜のオペラに備えた。

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