2008/07/30

モンマルトルのアトリエ建築 その3



ジュノー通り36番地








コタン小路を下ってしまったので、ぐるっと丘の下をラマルク・コーランクール駅方面へとまわりこみ、このブログで最初に紹介した、アドルフ・ロース設計のトリスタン・ツァラ邸へと通じる、ジュノー通りの緩やかな坂道を登ると、幾つかのアトリエ建築が左側に見えてくる。この通りはRue でなくてAvenue、1910年から開発が始まり、1921年には番地がふられたという。この地域としては、20m幅をもち、街路樹がある大きな道であるが、交通量が少ないので、喧噪としたかんじはしない。その36番地には大規模な集合アトリエがある。その右隣二つの建築も、アトリエ建築のようで、特に詩人のジェラール・ド・ネルバルも住んだことのある、霧屋敷に通じるシモン・ドルール通りとの角のアトリエは立派だ。
そこから、ツァラ邸を右手に見て、すぐとなりの建物は、イラストレーターのフランシス・プルボが1946年に亡くなるまで住んでいた家であり、外壁にはプルボの特徴的な子どもたちのイラストが描かれてある。

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