2008/07/24

ザオ・ウーキー展@国立図書館(Fミッテラン)

今、ポンピドゥーセンターで展覧会が開かれているドミニク・ペロー設計による、国立図書館の展示室で、ザオ・ウーキーの版画を中心とする展覧会が開かれていて、それを見に行く。もっと前にいくつもりだったのだが、月曜日の休館日にいったりして延び延びになっていたものをやっとみる。
ここのところの、画家のアトリエ関係からすると、モンパルナス系となるのだが、画風としては版画の制作をし始めてから、クレーの影響を強く受けることになる。等々のジャーナリズム的言説はさておいて、久しぶりにウーキーの作品を見ると、その叙情性を強く感じることになった。それは、抽象絵画の時代になっても一貫している。日本では、フジテレビギャラリーおよび鹿内信隆とのつながりが太いようで、彼に捧げる作品も展示されてあって、興ざめだった。フジテレビが仕切る世界文化賞をウーキーは94年に受賞している。

0 件のコメント: