2008/07/27

画廊巡り 13区




こちらに来て、出来るだけ画廊を見るように心がけているが、パリの画廊は思ったよりも盛んだ。パリの各地に点在しているので、何回か行って、その場所を記憶しなければ、効率よくまわれない。今日は、13区の国立図書館からほど近い地下鉄Chevaleret駅周辺の画廊をまわってみた。今まで、マレ、サンジェルマン周辺ばかりしか押さえていなかったので、行ってみて活発な活動をしていること知り、もっと早く訪問しておくべきだったと反省する。これらの画廊は、通りの名前からとったルイーズというアソシアシオンを結成し、ヴェルニサージュを一緒にしたり、フリーペーパーを発行を発行したりしている。そのホームページをみると、1997年4月にルイーズ・ヴェイス通りに以下の6つの若い画廊

Galerie Praz- Delavallade,
Galerie Almine Rech,
Galerie Jennifer Flay,
Galerie Emmanuel Perrotin,
Air de Paris,
Art:Conceptが結集し、それから
galerie Kreo
Jousse Entreprise,
Fabienne Leclerc In Situ
Christophe Daviet Thierry et Gb agency
Franck Bordas Studio
らが加わったとある。しかし、現在そこから村上隆をいち早く紹介したエマニュエル・ペロタンは移動したりしているので、様々な変遷があるのだろう。
すでにバカンスにはいった画廊もあったが、今日が最終日の以下の展示を見た。

Suzanne Tarasieve : Gil Heitor Contesao
Galerie Sara Guedj:Marc Hamandjian: fly me to the moon/Leylagoor et Ann Guillaume
Jousse-Entrepiese : Atelier Van Lieshout "Slave City " (24 rue louise weiss Paris 13ème)
Joep Van Lieshout "Soft edge furniture 1990 " (34 rue louise weiss Paris 13ème)
最初のGil Heitor Contesao の作品は、一見宮本隆司の廃墟の写真のようだが、油絵で描かれている。しかし画布の上にPlexiglasで覆うことで独特のマチエールを出した作品。この作品にも感じるのだが、フランスの現代美術(といってもポルトガルの作家だが)は、フィギュラシオン=形象を重視する傾向が強いように感じるので、そういったマーケットに合致した作品なのだろう。

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