2008/07/23

次はアモーということで アモー・ボワローへ




ヴィラ、シテとまわったので、次はアモーへ。アモーというと、ヴェルサイユ宮殿のマリー・アントワネットのアモーを思い出すが、今回の目的はパリにおける分譲住宅群の調査です。とはいえ、向かった先はお金持ちが多く住んでいる16区、地下鉄の駅をあがると、いきなりロールス・ロイス、マセラッティ、フェラーリのディーラーがあったりする。アモーは私道に点在するので、中に入れないことは自覚していた。まあ、入り口だけでも見たいというのと、そのアモーが、美学の歴史でも重要人物=ボワローに由来していることからも、是非みたいと思ったのだ。ボワローは、17世紀フランスの風刺詩を得意とする詩人で、「詩法」において、フランス古典主義の文芸理論を確立した。それは、理性に基づく、自然の模倣を説くと共に、新旧論争においては古代の模倣に遵守する旧派の重要人物なのだ。そして、ボワロー自身が、この地に住んでいたのだ。

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