2008/08/11

トラムのためのアート その1




今フランスでは都市交通の手段としてのトラムが見直され、各地に新しいトラム=路面電車が作られています。それはストラスブール市の成功の影響が大きく、私の知っているだけで、カン、リヨン、ナント、ランス、レンヌ、ボルドー、トゥールーズ、マルセイユ、グルノーブル、オルレアンといった都市で、トラムが運行され、市内から自動車を閉め出して、地球環境に優しい町作りをしています。

パリも、そういった流れをくみ、15区から13区にかけての周辺部に一昨年トラムの3番線を運行し始めました。そのトラムの運行にあたり、パリ市とイル・ド・フランス地域圏は「トラムjのためのアート」というパブリックアートを作ることになりました。それは、L’art pour le tram Commande publique sur le parcours duTramway des Maréchaux Sud (T3) de Paris というものなのですが、ここにあるCommande publique というのは、フランスの文化行政で重要なもので、モニュメント彫刻の発注から端を発し、いわゆる公共建築の1パーセントを芸術的予算にする法律をへて、よりダイナミックな公共芸術を可能ならしめるような予算の融通を利かせる手段となっています。

このトラム3番線沿いのパブリックアートを見てきましたので、順に載せていくことにしましょう。

最初に、トラムの西の始発駅Garigliano駅の近くの作品です。それは、セーヌ川にかかるガリグリアーノ橋の上に、フランスの女性アーティストソフィー・カルとアメリカの建築家フランク・O・ゲイリーとの共同制作による「電話」です。橋の真ん中に、花の造形で作られた電話ボックスが設置され、そこにカル自身から電話がかかってきて、たまたま通りかかった人と会話をするという。これは、オノ・ヨーコの二番煎じのようでもあるが、すでに落書きが書かれていたが、受話器が引きちぎられるといった自体には至っていない。それにしても、ゲイリーのうねうねはどうにも好きになれない。

1 件のコメント:

じゃむ さんのコメント...

こんにちは。
私も、この派手なO・ゲリーの作品は好きではないほうです。
アートなんだから文句言うなと言われそうですが、もっと違ったデザインは出来なかったのか?
ソフィー・カルは、難なくOKサインを出したんだろうか?
疑問です。