2008/10/08

リゴレット@パリオペラ座 バスティーユ


9月のボリショイをパスしたので、今シーズン最初のオペラとしてリゴレットをバスティーユでみた。

このプロダクションは以前見たことがあるのと、チケットを取るのをうっかり忘れていて、パスしようかと思っていたが、結局6階のギャラリー9ユーロの席を確保して、あまり期待しないで行った。そういうこともあってか、いつも持って行くカメラも忘れた。キャストは以下の通り

Direction musicale Daniel OrenMise en scène Jérôme SavaryDécors Michel LeboisCostumes Jacques Schmidt et Emmanuel PeduzziLumières Alain PoissonChef des Choeurs Alessandro Di Stefano
Il Duca di Mantova Stefano SeccoRigoletto Juan PonsGilda Ekaterina SyurinaSparafucile Kristinn SigmundssonMaddalena Varduhi AbrahamyanIl Conte di Monterone Carlo CigniGiovanna Cornelia OncioiuMarullo Igor GnidiiMatteo Borsa Jason BridgesIl Conte di Ceprano Yuri KissinLa Contessa Claudia GalliPaggio della Duchessa Anna Wall

↑見づらくてすいません。

このリゴレット、ホワン・ポンスのためにあるようなもので、実際そのためのものでもあったのだが、あまり期待していなかったジルダを歌ったエカテリーナ・シウリーナがとても良く、最後は久しぶりに泣きそうになるぐらい感極まった。音程が安定していて、高音域も良く延びることはもちろん、透明感がありながら、しっかりと伝わるピアニッシモが美しかった。それに比べると、日本への客演が多い、ステファノ・セッコのマントヴァは、ポンスとシウリーナとのレベルの違いを見せつけられているようで、聞いていて辛かった。まあ、曲が曲だけに受けていましたが、でもブーも飛んでいなかったので、良かったのでしょうか?指揮はダニエル・オーレン 上から覗くと スコアにはたくさんの書き込みがあり、曲も熟知していて、意志もしっかりしているのでしょうが、その指揮ぶりに対するオケの反応は鈍いものでした。まあ、フランスでイタリアオペラにイタリア的な響きを求める事自体が間違いなのでしょう。

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