2008/10/12
パリ市に新たなアートセンターオープン=104
子供用プログラムも用意されている
Andrea Creaによるインタラクティブなビデオアート作品。画面に入り込む私
Berger&Bergerというユニットによるオブジェ 視覚的イリュージョンを誘発する
パリ市の19区、スタリングラードからオーヴェルヴィリエ門方向へ、10分ぐらいのところに新たなアートセンターがオープンした。その初日は入場無料ということで、早速出かけてみることに
そのアートセンターの名前は、住所から取られた「104」というもの、元々はパリ市の葬儀場だったところを、改装して総合的なアートセンターとなった。これは、ドラノエ市長の文化政策の一環のようだが、国や地域圏、県の施設でなく、パリ市が主導しているところがミソなのだろう。
総合的というのは、いわゆる造形芸術だけでなく、パフォーマンスや演劇、音楽もろもろの現代的表現の可能性を探るもののようだが、子供向けのプログラムも充実させようとしている。また、当然のようにカフェやレストランといった、アメニティーも用意して、その場のポテンシャルを高めていくのであろう。
もともと、葬儀場が置かれること自体都市の周縁部なのだろう。目の前は、鉄道の操車場、背後にはかってはヴォイドの空間だったのかもしれないが、今では無機質な高層集合住宅が建ち並ぶ地域となっている。そこに、現代アートの活力を投入していくという都市政策なのだろう。
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