2008/10/23

作曲家の湯浅譲二さんと今井智景さんと出会う@地下鉄

コンコルドからレプビュリック方面へ、8番線の列車に乗ろうとホームで待っていると、すごい混雑で一本乗り過ごすことに、ベンチにすわると、同じく一本乗り過ごした日本人の女性と、どこかで見覚えのある白髪の老人が会話している。なにやら、音楽関係らしい話題だが、老人の名前がすぐに出てこない もしかして湯浅譲二さんじゃないかと思いながら、次の列車に乗り込むと、すぐそばにいた二人が東京みたいな込み方ですねと言っている。つい、私も本当に東京みたいで、そして もしかして作曲家の方ですよね?と尋ねる、まさに湯浅譲二さん、その人だった。
名刺を交換して、パリにいる理由を聞くと、若い女性の作曲家のコンサートが昨夜あったらしいこと、そして明日からリトアニアへ行き、自作の演奏があるとのこと。彼のマネージメント会社のホームページには、以下のように書いてある。
渡欧 国際現代音楽協会(ISCM)リトアニアに参加 なるほど、そういうことかと合点する。
10月25日
National Philharmonic Hall/リトアニア
World Music Days 2008
「内触覚的宇宙Ⅴ」
指揮:Juozas Domarkas/管弦楽:リトアニア国立交響楽団

名刺交換した際に、日本フィルの事務局に教え子がいるというと、まさに日本フィルで初演した作品を演奏するとのこと、何という偶然、その作品は2005年にサントリーホールで聞いているもの、でも 残念ながら曲のことを、余りよく覚えていない。帰宅して、自分のブログの頁をみると、このコンサートは、実践の学生さんたちも招待してもらったものだった。ブログを読み直すと、「形」ってなんなんだ。
ところで、一緒にいた女性若手作曲家は名刺をもっていなかったため、あとでメールを頂くことになっているのだが、名前もうろ覚え 確かパリの秋フェスティバルで、日本人作曲家のコンサートがあったはずと、オペラ座のパンフレットを見てみると、確かに昨夜あって、二人の日本人女性作曲家の名前がある。Chikage Imai さんか Misato Mochizukiさんのどちらかだけど、望月京さんではないだろうから、imaiさんということになる。オランダに住んでいると言っていたので、ネット検索するとまさに今井智景さんに他ならないのだろう。更に調べるというか、ネットを掘ると この人はまさに、湯浅さんのお弟子さんで、マイスペースに曲まで公開している。その曲はとても美しい。たった五分ぐらいの挨拶でしかなかったけど、何か人のつながりをかんじた。

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