2008/10/26

バレエ「天井桟敷の人々」@パリオペラ座



オテロのチラシが舞い

デズデモーナ=クドー・ミテキは階段で死ぬ

やはりバレエは、華やかな感じです
しばらく見ていなかったバレエ、パリオペラ座=ガルニエの公演「天井桟敷の人々Les enfants du paradis」を見ました。これはジャック・プレヴェールの脚本、マルセル・カルネ監督の映画のバレエ化で、音楽はマルク・オリヴィエ・デユパン、振り付けはジョゼ・マルティネスによるもの。
オペラ座の公式サイトに動画もアップされています。
バレエファンならば、誰が踊ったのどうのってことが気になるのでしょうが、残念ながらあまり知らないので、良くわかりません。ただ、この公演かなり力を入れているようで、入場すると大階段のところに、すでに曲芸師たちが出迎えてくれて、幕間にはロビーに黒衣に白マスクのダンサーが踊っています。階段でクドー・ミテキが踊ることになるのですが、これがフレデリック・ルメートルが上演する「オテロ」なのです。実は、第一幕のラストに、ギャランスが伯爵に助けられて去っていったあと、会場には紙チラシが天井近くからばらまかれ、それはフレデリックが上演するオテロの案内なのです。
第二幕の冒頭はフレデリックが創造した「ロベール・マケール」なのですが、これはストーリーだけでは、バレエの醍醐味がないので、連続回転などの技を披露して、次につなげます。ここの音楽は、ドメニコ・スカルラッティの編曲によるもの、結局最終的にバプティストとギャランスの別離で幕となるのですが、ギャランスは黒子に支えられ、オケピから客席に消えていき、バチストが嘆いておしまいというもの。

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