2008/10/23

Mr. @Emmanuel Perrotin




村上隆率いるカイカイキキのアーティストMr.の個展を、エマニュエル・ペロタン画廊で見る。今回の展示は、彼が制作したビデオ映像とそのスティール写真、ならびにそれに基づくであろうペインティング、その他、彼なりの怪しいロリータ、アニメ趣味的作品の展示となった。映像作品は、サバイバルゲームをクラブ活動的に行う女子中学生たちの物語なのだが、これはMr.の妄想の世界。38分程度の長さでしたが、深夜テレビの低予算番組を見ているような感じです。これが、画廊の協力を得て、アート作品として、画廊で上映されることの意味は、良くわからないのですが、ある程度成功した人の夢の実現のような感じのようにも思えた。私は、さだまさし、桑田佳祐、小田和正らが映画を制作して、誰一人として成功していないことを思い出しました。じゃあ、映像のプロパーの人が、この映像を作れたか?というと、もっと上手いものが出来ただろうけど、それじゃアートにならない。アートというものは、なんと厄介なものなのでしょう。絵画や映像のロケ地は代々木上原?あたりのようなのですが、それとは全く別の千駄木や西日暮里あたりの映像があって、懐かしくなりました。上の3人が歩いている通りは、不忍通りから、よみせ通りに抜ける「すずらん通り」 住宅街に忽然とあらわれる飲み屋街で、有元先生の自宅からもほど近いところです。

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