2009/01/24

ムチェンスク群のマクベス夫人@バスティーユ


今年になって初めてのパリオペラ座は、ショスタコーヴィッチの暗い暗いムチェンスク群のマクベス夫人です。パリオペラ座でこの上演といえば、チョン・ミョン・フンの名声を確立したもののCDを思い出しますが、今回は2006年にアムステルダムで上演されたプロダクションによるものです。ちなみに、昨年アムステルダムの上演のDVDが販売されており、日本語字幕がついて鑑賞するようになっています。
さて、このプロダクションは、クシェイという演出家によるもので、セットが大がかりであるとともに、曲自体が大規模オーケストレーションによるため、本当に大スペクタクルといったものになります。しかし、テーマ自体が悲劇的で、暗いので 観た終わった後は、重い気持ちになります。新国立劇場でも今年上演するようですので、演出はどのようになるかわかりませんが、是非見に行くことを勧めます。
youtubeの映像をはりつけますが、これは一番のラスト、恋人を奪われた主人公が、その女性を道連れにして死ぬという、とても暗いシーンです。

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